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ボン・スコット期
(1975年〜1979年)


High Voltage
(1975年)
地元オーストラリアのみ発売となったデビュー作。
音は驚くほどスカスカだけどこの時点からAC/DCサウンドは確立されている。
T.N.T
(1975年)
2ndアルバム。これもオーストラリアのみ発売。
ライヴ映えするような楽曲が並ぶ。
High Voltage
(1976年)
メジャーデビュー盤。
オーストラリア盤の二枚から編集したもの。
これを1stアルバムと書くこともある。
余計な贅肉を削ぎ落した筋肉質な音が気持ち良い。
Dirty Deeds Done Dirt Cheap
(1976年)
邦題は『悪事と地獄』。
ボン・スコットの野性味溢れるボーカルに磨きがかかっている。
Let There Be Rock
(1977年)
邦題は『ロック魂』。
とてつもなく荒々しく、ブレーキの壊れた重力トラックの如く聴かせる素晴らしきロックンロール。
これをAC/DCのベストと考える人は多いはず。
Powerage
(1978年)
ベースのマーク・エヴァンスが脱退し、クリフ・ウィリアムスを迎えた。
前作よりはいくらか落ち着きを見せた……かに思えるがやっぱりAC/DC丸出しのハード・ブギ調の楽曲が並ぶ。血がたぎる。
Highway to Hell
(1979年)
前作二枚の荒々しさは少し引っ込み、風格のある音という印象。
アルバムの発表に合わせたワールドツアーを終えた、1980年の2月19日にヴォーカルのボン・スコットがアルコール過剰摂取による嘔吐物の窒息でこの世を去る。このアルバムが彼の遺作となった。



ブライアン・ジョンソン期
(1980年〜現在)


Back in Black
(1980年)
新たなヴォーカルにブライアン・ジョンソンを迎えAC/DC再びは進み始めた。ボンの死から解散も考えたらしいが、ボンの父親に励まされ、続けることを決意したとアンガスは語る。
ボンのワイルドなしゃがれ声から、ブライアンの絞り出すような金切り声に変わったとはいえ、AC/DCの基本的な核の部分はなんら変動を見せていない。
For Those About to Rock
(1981年)
悪魔の招待状』という変テコな邦題がついている。
表題曲はライヴの最後に決まって演奏されることで有名。
AC/DC最高のヒットを記録した。
Flick of the Switch
(1983年)
邦題は『征服者』。
評価は現在でもいまひとつだが、AC/DCの原点回帰的な仕上がり。
AC/DCファンならきっと気に入るはず。
Fly on the Wall
(1985年)
これも評価は低い。
しかしよく腰を据えて聴いてほしい。良いものです。
あいあいあー!
Blow Up Your Video
(1988年)
MTV全盛期の頃に発表された。
ビデオなんかぶっ壊せ!」というように歌い上げるのは、たぶんMTVへの皮肉だろう。
The Razors Edge
(1990年)
ゴージャスな楽曲が並ぶ。
表題曲はあまりにも有名。
Ballbreaker
(1995年)
渋み溢れるオーガニックなアルバム。
Stiff Upper Lip
(2000年)
「これ!」というような代表的な曲はないものの、いぶし銀な感じの雰囲気はたまらない。
Black Ice
(2008年)
29か国のチャートで1位を記録した大ヒットアルバム。
これからもライヴの定番になるであろう曲がいくつか並ぶ。
『ブラック・アイス・ツアー』では来日を果たした。
AC/DCの快進撃はまだまだ続く……。