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ゴーン......    ゴーン......    


  ゴーン......


どうも。みんな大好き。

AC/DCの京セラドーム大阪でのライブ、目に、耳に焼き付けてきました。
もう幸せえェェーーーッ! 生きててよかったッ!!!
そう心底実感する充実したものでした。

横道それて。
昨日のブログで物販のこと書きましたが、ちょっぴり不便でしたね。
グッズ置いてるテントがズラーーっと並んでいまして、ひとつのテントに3つの列ができてる、そんな仕様。
問題なのがグッズの種類と値段をリストにしてる看板がなかったんです。
これは不便です。いざ、自分の番が来たら売り子のお姉ちゃんに「さて、何になされますか?」と聞かれて、何を売ってるのがいまいち把握していない人にとっては難易度の高い買い物でしょう。
実際の品物を前にして「あーと、えーと……」と悩むから、ただでさえ混雑しているのがサラミ悪くなる。


   サラミじゃないよ、“さらに”だよ。


急いでキーボードをうってるからうち間違えちゃいました。
そんなことはさておき。
しかもですよ、ひとつのテントに3つの列ができていると書きましたが、なんと、たった1人が3列とも担当しているのです。
そりゃ混むわ。

僕は売り出されているものは事前に頭に叩き込んでいましたからあせる心配はありませんでしたけど、売り出されているリスト知らなかった方、どんとまいんど。

Tシャツは2種類買いまして、ひとつは来日記念の限定版。
「Back In Japan」ってプリントされているやつです。Sサイズです。
どうやらアメリカンサイズらしく、日本ではLの買ってるから、Lでいいやー「すみません、Lくださいイィ」という人はまさにクレイモアに引っかかったでしょう。ダボダボです。
アメリカンなんだから、小柄な人はSサイズがちょうどいいのです。
着替えて光る角つけてセット完了してからスクールボーイの格好を身につけている愉快な人を見ていました。
集結するAC/DCフリークスの種類もさまざま。
若い人、オッサン、オバサン、外国人、ちっちゃい子たくさんいます。
この日本ではAC/DCはあまり人気がないなどと雑誌ではセブラルタイム書かれていたりするのですが、この場所では今までどこに潜伏していたんだよ、ってほどのAC/DCファンの多さ。
AC/DCのロックは幅広い人の胸を打っていたのです。

そうして時間がたつにつれどんどん増える角つけたAC/DCファン。この時点でAC/DCファンのシンクロ率がグーーンと上がりました。
ファンは一致団結してドーム外で盛り上がる。いい光景です。

18:00開場で、僕はS席アリーナ。自分の席に座ってワクワクドキドキしながらAC/DCのお姿を待つのです。ニヤニヤが止まらない。たぶん第三者的から見たらキモイです。
時折まわりを見渡してみたんですけど、席は余ってるとは言われながら、どんどん埋まっていく。
ガラガラだったらどうしようか、とひそかに心配していましたが、杞憂でした。
さぁ、客もいるしセットも整っている。早く来てぇぇーーーAC/DCイイイィィィーーーーーッ!!!

すると。
突然、場内暗転。
狂ったように雄叫びを上げるファン達。出だしにロックンロールトレインの迫力満点のアニメーションが流れます。ガッシュガッシュとものすごい勢いで走るロックンロールトレイン。
そして、はじまるオープニング・ナンバー
『Rock 'N' Roll Train』

いやぁ、もうド派手。完全に観客の心をわしづかみ。サビではランニグ・ライト・オフ・ザ・トラック〜♪と共に歌うことも忘れずに。
アンガスの魂がガッチリ詰まった凄まじいギター、還暦を迎えたとは思えないブライアンの搾り出すようなオーディエンスを圧倒させる声。この2人はステージを 縦横無尽に動き回ります。マルコムお兄ちゃん、クリフ、フィルのリズム隊もしっかりと支えており、ブレーキ?何それ?状態でアクセル全開、全身全霊で演奏 するその姿は観客の心をガツーンとダイレクトに打ちます。

やっぱり生で見たらスゴイッ! 完っっッッッ全にィィッ! ド肝を抜かれまいたッ!!!
強烈なロック魂を剥き出しにした『Rock 'N' Roll Train』が終わって、ブライアンが日本語で観客の僕たちにご挨拶。
観客は大歓声。アリーナは熱狂の渦に包まれていました。僕も負けてられない。

2曲目の『Hell Ain't a Bad Place To Be』と続き、邦題のごとく「地獄は楽しい所だぜ!」ってなもんです。

3曲目の『Back In Black』ではバンドとファンが渾然一体となっていくことが手に取るようにわかりました。
バアァ〜キンブラァァーーーッッック!!!
ってね。

そういえば。
暗くてよく見えなかったけど、何かをしでかした観客がセキュリティー何人かにつまみ出されていました。
ちょっと笑った。

物凄い熱気で、みんな頭は狂っちゃうほど楽しんでいたことでしょう。
しかし観客の義務である『Thunderstruck』でのサンダーッ!!の叫びも忘れてませんよ。

9曲目の『The Jack』。
シガッタジャァ〜ックのタイミングでスクリーンに女性が映し出されます。
海外では映されたらシャツをまくり上げてバストを見せるのが恒例となっています。
しかし、ここ日本では……
あ、でも2番目か3番目に映った、肩車されてた女の子は着ていたAC/DC柄のシャツをまくり上げようとしていましたけど、もう一度映してくれたらもしかしたら……もしかするかもしれません。

そして始まるアンガスのストリップッ!
ブルーズのリズムに合わせてゆっくりとスクールボーイの赤い制服を脱ぎ始めるアンガス・ヤング。
盛り上がる観客、「オイッ! オイッ! オイッ!」とノリノリの叫び声からは奇妙な一体感すら感じられた。アンガスがAC/DCと書かれたパンツを見せたときには
「ウオオオォオオオォオオーーーッ!!!!」
僕はアンガスのパンツを見た、僕はアンガスのパンツをこの目で見たね。



その次には……突然巨大なベルが上から出てきてコンニチワ。
ご察しのいい方は、というよりAC/DCファンたちはこの演出で何の曲をするかはわかっている。
そう、『Hells Bells』です。
ブライアンはダッシュし、そのままの勢いでベルの紐をグッと掴み、



   ゴオオォォ〜〜〜〜〜〜ン……



京セラドームに地獄の底からわき出てきたような不気味な鐘の音が響きわたる。
それは観客の心の奥まで浸透し、再び湧き上がるのは高揚、それにまかせた割れんばかりの大歓声です。
AC/DC最大のヒットアルバム『Back In Black』のオープニングを飾るこの曲からAC/DCを聴き始めた人は多いことでしょう。

そして。
グラミーで高い評価を受けている『War Machine』が鳴り響く。


   オーマシン♪

     オーマシン♪  


『Whole Lotta Rosie』ではおなじみのアンガスコールが沸き起こる。
ステージの後ろにはきわどい格好をしたバカデカい風船女、ロージーちゃんがうねうね動いています。ちょっとキモいけど何だこの威圧感は!!! しかしこのリフは最高でござるなァ。

『Let There Be Rock』ではAC/DCの歴代アルバムがスクリーンに次々と映し出されます。
このシーンはジーンときますよ……。
そんでもってアンガスのギターソロが長く続く。
アンガスのギターと観客の雄叫びの掛け合いがよかったですよ!!


   ギュワン♪ イェーッ 
    ギュワン♪ イェーッ
     ギュワン♪ イェーッ


『Highway To Hell』のイントロ、ジャジャジャッ♪


  ジャジャジャッ♪ ジャジャジャ♪

     ジャジャジャ♪ ジャッジャジャッ♪


サビで一緒にハーイウェイトゥヘルと歌う観衆、すごいテンションです。
この曲のグルーブはブッ飛んでおるぞ。

そして最後になる『For Those About To Rock (We Salute You) 』では大砲が登場。
ファイヤッ! のタイミングで大砲がドッカンと炸裂ッ! 後半では連発して炸裂ッ! 炸裂ッ! 炸裂しまくります。



 Fireッ!

  ドゴーンッ!




そしてライブ終了……
9年ぶりの来日公演、最後の1日は全19曲時間にして2時間に及ぶショーは幕が閉じました。
結成して36年、最年少54歳最年長62歳のスーパーバンドAC/DCは今なお現役バリバリです。


来日はこれで最後とも言われていますがどうなんでしょう。
もっと見たい!!! そう思いました。
このリミッターが外れるようなテンションの高い素晴らしいライブをありがとう。
そう言いたいです。まだAC/DC熱が頭をホコホコにしています。
ありがとう、AC/DC。