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AC/DC ロックンロールの頂点を目指すなら、長い道のりが待っている ――『It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock'n'Roll)』 与える者たちへ 受け取る者たちへ 見捨てられた者たちに そしてなりふり構わない者たちよ 俺達からの挨拶だ ――『For Those About to Rock (We Salute You)』 ロックよ永遠なれ ――『Let There Be Rcok』 <4半世紀にわたり不動のサウンドと地位を維持> AC/DCのサウンドは、基本的には単純明快なロックンロールです。 根っこにブルーズを置き、シンプルなリフとリズムで構成されています。 1973年にオーストラリアのシドニーで結成され、現在にいたるまで4半世紀にわたりロックンロールの信念を貫いてきました。 時代がダンスミュージックに蹂躙されようがパンクが音楽を牛耳ろうが、ダウンロード文化が浸透し音楽産業の構造が変わろうが、揺るがされることないその不屈の音楽精神。時代の波を気にすることなく普遍的なサウンドと地位を維持してきたのだ。自らのやりたい事を徹底的に忠実した稀有なバンドではないでしょうか。 難しいことを考えずに聴けばいい。 AC/DCのサウンドにどれだけのれるかのれないか、それだけでいいのです。 そこには不滅であり至上のロックンロールがある。ただ身を委ねてノりましょう。 AC/DC スタジオ・アルバム AC/DC来日ライヴ・レポート AC/DCのアレコレ Highway to hell 〈おすすめアルバム〉
邦題『悪事と地獄』。 AC/DCらしいブルーズ的ロックンロール的ブギー的な曲がたくさんつまったアルバム。 荒々しく、強烈で攻撃的なワイルド感。また、ボン・スコットの怪しげな声はクセになります。 ライヴでお馴染みの『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』は文句なしにカッコいい、いやイカす。 スローテンポの『Big Balls』から飛び跳ねながら走りまわるような『Rocker』への流れはユニークで面白い。 なにより、AC/DCの真骨頂というべきスロー・ブギな『Ride On』は必聴。
AC/DCらしいサウンドを凝縮し爆裂させたような超絶名盤。 聴いていると無意識下のうちに体が反応してしまい、最後まで猛スピードで走り抜けるような展開はたまらぬ。 現在のライヴでも演奏される『Let There Be Rock』は、ベースとドラムだけの空間にボン・スコットが歌い上げ、そこにキレキレのアンガスのギターが斬り込んでくる。それはまさにベスト・コンディションのスキー野郎が滑降し、スピードを出しすぎて摩擦で燃え尽きたが如く。 『Whole Lotta Rosie』のデデデデデデデ♪のリフは史上最強で「どうやってこんなの思いついたんだ?」とものすごい勢いで首をかしげると骨が折れてしまうくらい強烈。これもライヴでは必ずといっていいほど演奏されていて、イントロのリフ部分が鳴り終わると「アンガス!」と観客が叫ぶのは恒例。スタジオ録音のリフの数より、ライヴでのリフの数が少ないためデデデデデデデ♪ アンガスッ! デデデデデデデ♪ アンgワンチュールアストーリィー となってしまう。わかる……?
ボン・スコット在籍時最後となるスタジオ・アルバム。ジャケットの右で満面の笑みを浮かべているのがボン・スコット。 イントロ、三つのコード「デデデ♪」だけでAC/DCだとわかるというのがなんとも素晴らしい『Highway To Hell』。 はーうぇいとぅへる♪ のサビ部分はややメロディアスとも言える。2:43分ごろのギュイィーンとしたギター音は良い。浮き上がるような感覚におちいります。 はいうぇいとぅへるが終わると軽快なミドル・テンポの『Girls Got Rhythm』、程よいスピード感が気持ち良い『Walk All Over You』、揺れるように焦らす『Touch Too Much』と続く。 これまで荒々しいサウンドだったが、これは王の貫禄がドッシリという感じです。モダンなハード・ロックのような、いや呼び方はどうだっていい。良いものは良い、忘れないことだ。 このアルバムを発表した翌年の2月にボン・スコットは亡くなった。ボン・スコットよ、永遠に。
1980年、AC/DCの偉大なるヴォーカリストであるボン・スコットが泥酔時の事故で亡くなった。 メンバーはバンドを解散するか迷ったらしいが、ボン・スコットの葬式で彼の父親の言葉に元気づけられ活動を続けることを決意。 後任として迎えられたブライアン・ジョンソン加入後のアルバムがこのアルバム。 AC/DCはスピード・ダウンすることなく、むしろ更にアクセルを踏み込み加速させた。 『バック・イン・ブラック』は現在まで4000万枚以上という驚異的な売り上げ数を見せたことは有名です。 ボンはアルコールが元で亡くなったが、このアルバムには『Have a Drink on Me』(邦題:死ぬまで飲もうぜ)という曲が収録されている。 それについて批判があったが、ブライアンは「俺たちは"ボンが死んだから酒をやめます"なんていうようなバンドじゃない。ボンが死んだのは悲しいことだけど、彼が飲みたいだけ飲み、生きたいように生きて、そして死んでいったのはそれなりに彼らしい生き方だった……とむしろ敬意を払っている。この歌に込めた俺達の気持ちをボンはわかってくれるはずさ」と語っている。 〈スタジオアルバム〉 1974年 ハイ・ヴォルテージ - High Voltage (オーストラリア盤) 1975年 T.N.T - T.N.T (オーストラリア盤) 1976年 ハイ・ヴォルテージ - High Voltage (メジャーデビュー盤) 1976年 悪事と地獄 - Dirty Deeds Done Dirt Cheap 1977年 ロック魂 - Let There Be Rock 1978年 パワーエイジ - Powerage 1979年 地獄のハイウェイ - Highway to Hell 1980年 バック・イン・ブラック - Back in Black 1981年 悪魔の招待状 - For Those About to Rock (We Salute You) 1983年 征服者 - Flick of the Switch 1985年 フライ・オン・ザ・ウォール - Fly on the Wall 1988年 ブロウ・アップ・ユア・ヴィデオ - Blow Up Your Video 1990年 レイザーズ・エッジ - The Razors Edge 1995年 ボールブレイカー - Ballbreaker 2000年 スティッフ・アッパー・リップ - Stiff Upper Lip 2008年 悪魔の氷 - Black Ice 〈EP〉 1984年 '74 ジェイルブレイク - '74 Jailbreak 〈ライヴ・アルバム〉 1978年 ギター殺人事件 - If You Want Blood 1992年 ライヴ - Live 〈サウンドトラック〉 1986年 フー・メイド・フー - Who Made Who(映画『地獄のデビルトラック』のサウンドトラック) 2010年 AC/DC: アイアンマン2 - Iron Man 2 (映画『アイアンマン2』のサウンドトラック) |